人生が終わり、消滅の時間が始まる。
写真はものを不滅にできるのか?
死体に無数の命が宿っている。
肉なき肉体の包み具合。
遺体、身体のかけら。
分解、そして構成。
動物に体有り。
死後の肖像。
爪なき嘴。
動物誌。
静物。
死骸。
凍え。
乾燥。
骨。

  アガール
                                       最後の撮影

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  hgr@hagard.fr    

 

 

 

 

 

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pointgif アガールは死んだ動物の写真を撮る。
アガールは命を奪わない、死を与えない。
アガールは偽名である。
エレバーター(今あなたは乗っている)はギャラリーに案内してくれる。
エレバーターは指向的世界を思い出させる
エレバーターは写真への入門である。
6個のギャラリーを通して実際の写真が観れる。
オリジナルサウンドトラックの音バージョン。

 

 

 

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point「犬は僕の一番好きな色だ」



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ギャラリー 1  boutongalerie
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「諸技術を見れば分かるように、模倣されたすべてのものは我らに
とって楽しめるものである。例えば恐ろしい猛獣や死体など、現実
であれば苦痛であるものもそれらが描写されたものは現実に近けれ
ば近いほど、鑑賞は喜びとなる。」

アリストテレス — 詩学 — 紀元前335年

 

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ギャラリー 2  boutongalerie
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「生の要点は様々な形で描かれる山水の現状と無限たる生き物の中にある。
裏、表、斜め、横、濃縮、拡散、近く、遠い、内、外、空欄、満ち
た、途切れた、長引いた、グラデーション、連続、寂れた, 華々しい,
浮き、薄れゆく」

石濤 — 画語録 — 1705年位



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ギャラリー 3  boutongalerie
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「写真に封じ込められたものは二つの概念の誤った混乱の結果のよ
うである。現実にあるものと生きているもの。写真は物体が現にあ
ったと示すことによって生きているという風に認識させる。それは
現実が永遠のごとく絶対的であるという妄想があるから。だがその
現実を過去に運ぶことによって(「それは起きた」)もうすでに死
したことを暗示する。だから述べるなら写真技術独自な特性(ノエ
ム)は誰かがある対象を正真正銘に見たということ(その対象が物
であっても)。」

Rolland Barthes – Camera lucida – 1980

 

 





 

 

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ギャラリー 4  boutongalerie
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「傍観意識は、自分の世界の動きの誤った中心に固定され、その生
涯、もう自己達成の道も死への道も知ることはない。生を生きるこ
とを放棄したものは自分の死を認めることも許されない。」

ギー・ドゥボール — スペクタクルの社会 — 1967年

 

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ギャラリー 5  boutongalerie
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「パソリーニにとって、我々の世界、「西洋」の世界の特徴は全て
の現実から守られている。そしてその現状を保ちたがっている。こ
[...]
のような世界にもし現実が現れたら即完全な主観混乱がもたらされ
るでしょう。」

アラン・バディウ — 失われた現実を求めて — 2015年

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ギャラリー 6  boutongalerie
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「画家:木ほどシンプルなものはあるか?だが私が木を描くとき、
まわりのみんなを居心地悪くさせる。それは木の後ろに何かある、
[...]
誰か木の後ろに隠れているから。私はいやでももの後ろに隠れてい
るものを描くのです。私にとって、泳いでいる人はもう溺れている人である。」

マルセル・カルネ/ジャック・プレヴェール — 霧の波止場 — 1938



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「A は黒いコルセット、悪臭に誘われて飛び回る
銀蝿が群がって毛むくじゃら そのさまは深淵の入江のようだ;…」

アルチュール・ランボー — 母音の歌 — 1883年



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「「我々が動物を食べることを神がもし拒否しているならなぜ動物は
肉で創られたのか?」

セイラ・ペイリン — 群れない:あるアメリカ人の生き方 — 2009年



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オリジナル曲 ラウル・ルゥ・ペネック、アガールのために作曲

当サイトの設立に感謝:ミシェル・ランジュヴァン氏

© Hagard
© Raoul Le Pennec
著作権の尊重に基づいて、映像と音声の使用及び再現を禁ずる。

コンタクト: hgr@hagard.fr

アガール/ホーム

 
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